大川端リバーシティ21への転居の発想

2014年2月26日 

国際ロータリー第2750地区大会

“私たち東京に青空を取り戻そう”シンポジューム

会場 高輪プリンスホテル品川 
主催 日本橋ロータリークラブ

会員3,500名が参加した大会で、私は国土交通大臣 太田昭宏氏のメッセージをVoice-Trekで録音記録しました。

太田昭宏国土交通大臣のメッセージは次の通りです。

“ 私たち東京に青空を取り戻そう”シンポジューム

メッセージ
国土交通大臣
太田昭宏氏

ロータリアンの皆様今日は

私たちの東京に青空を取り戻すシンポジウムの開催に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。

今回のシンポジウムでは、未来の子供達に誇れる都市環境の構築に向けて、新しい風を美しい東京へと、こうした実現に向けて真剣に御議論されていると伺いました。

皆様の熱意に心から敬意を表したいと思います。

東京オリンピック・パラリンピックが決まりました。非常に嬉しく思います。昨年12月20日に外国人の旅行客が1000万人を、長年の念願でありましたのが突破することになりました。

外国の方がこれから益々大勢訪れる東京であり、日本だと思います。未来の日本 非常に悲観的に云う方がいらっしゃいます。確かに人口は減少しています。そして高齢者が多くなる。

しかし私は、ここは高齢者やあるいは人口減少ということをしっかり睨んで2040年、2050年の日本というものをどう造るかという未来というものを考えた上で、その中に2020年東京オリンピック・パラリンピックをゴールにしてはならない。

将来の日本というものはそうなる。それを先取りして世界の人々に美しい東京を見て頂く、そして未来のパラリンピックもありますからバリアフリーの街造り、歩いて過ごせるという街造りというものの見本を示すことも大事だし、それは高齢社会を迎えていくという、これからの日本にとって大事なモデルを2020年までに示すことだと思います。

もう一つ未来という言葉で云いますと、世界はますます都市間競争ということになると思います。都市と都市との争いということで、これは日本の東京が牽引力となってゆかなくてはなりません。そういう意味で都市再生ということは極めて重要だ。そういうことからして、“私たち東京に青空を取り戻すシンポジウム” これを聞きまして、一緒に頑張って頂ければな、ということを私は思ったところでございます。

首都高速道路は、1964年の第18回東京オリンピックに向けて、実は時間がなかったものですから、河川をそのまま使って、土地買収をしなくても良いということでやったものですから、築地以外はそのままを高速道路にした経緯がございます。

整備を急いだことから、急カーブが連続したり、車道を分断する橋脚の存在だったり、交通処理上必ずしも好ましいものではありません。また整備後、半世紀が経過して、最近はいろんな成長時代の構造物が老朽化して、大変問題になってますが、老朽化対策が喫緊の課題であると思っています。

来る2020年の東京オリンピックでは「オモテナシ」の心の中で、東京の美しさをアピールしていくことも大事だと思います。国土交通省としては今年、“私 今日は夢を語りたい”と思いますけど、この高速道路ということで云うのであれば、築地側のところを何とか地下に潜らせて、その上を開発して空中圏といいますか、それを利用して上に街を造るというようなことが出来れば、まずそれを突破口に、そして日本橋に青空を取り戻して、水辺の復活を

先日、私は船に乗って日本橋の橋の下からズーっとお台場に行って帰って来た訳です。ここに本当に綺麗な水辺の空間が出来るとなると、東京の街はガラリと変わると思っております。

コシノジュンコさんは、引算の政治をという風にと、私、直接聞きましたが、造るということだけでなく、取り払っていくということも大事なことだと思っておりまして、そういう意味では、私はいろんな角度をつけて、2020年の東京オリンピックの「オモテナシ」の中に美しい東京、そして青空の見える、そして水辺の空間、そういうものを造る東京に向けて、スタートを切って行きたいと強く思っているところであります。

国土交通省としましては、2012年に首都高速の再生に関する有識者会議を設置しまして、ロータリークラブからもご提案頂いた訳で、民間の活力を生かして高速道路の整備に終わらない、世界東京を発信するとのことをご提言頂きました。

この提言に基づいて、東京都関係機関とも十分連携して、まずは先ほど申し上げました築地側をモデルとして、そして日本橋の青空を取り戻す、水辺の復活、こういうことも合わせてスタートさせて頂くような、今検討を進めているところであり、皆さまのお知恵を借りながら進めていければ、と“今”思っているところであります。

ご出席の先生方、お集りの方々のロータリークラブの皆様を初めとし、地域の皆様にご期待を申し上げますと共に、その熱意に重ねて敬意を表させて頂きまして、私の挨拶とさせて頂きます。

このメッセージに基づき、直ちに私は行動を起こしました。

夏の暑い日、日本橋周辺を歩き回りました。最終的な大川端リバーシティ21への転居の決定打は、八重洲通り、リバーシティ21の都バス、バス停から見る高層ビル群の壁面がキラキラ光り輝いて「気」を発しているように見えたのです。(私は「気の発見」」の西野浩三氏に2100回師事達成)

これによって大川端リバーシティ21の現在地へ2014年12月11日転居、住民登録致しました。しかし転居には次の事情がありました。

  1. 現在私は86歳、妻83歳
  2. 自宅が玉川学園無窮坂(むきゅうざか)の急坂を登り切った所にありました。

雪の日、妻と一緒に自動車で坂を登りかけた時、上から車が滑り降りて来ました。私の車の後ろは、小田急線玉川学園第一踏切の為、一瞬焦りました。そういうこともありました。

更にこれには続きがありました。

東京2020第32回オリンピック選手村HARUMI FLAG PARK VILLAGEのマンションが好運にも抽選で当選いたしました。2019年の抽選平均倍率71.1倍、最高抽選倍率266倍でした。

この発想のキッカケとなりました“私たち東京に青空を取り戻そう シンポジュームを企画されました

日本橋ロータリークラブの会員の皆さん方に厚く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

その10年後

日本橋ロータリークラブの“私たち東京に青空を取り戻そう” シンポジュームの 夢が実現 

① 築地虎ノ門トンネル開通
2022年8月18日(日)1日 25,000台通行
虎ノ門~晴海が一瞬に(3km)
威力発揮
環2 都心を信号ゼロ

② 日本橋上空に架かる首都高速道路を地下化する事業で、シールドトンネル工事の施工者が大成建設に決定。契約金額761億2000万円。工期は2024年3月~34年3月となり、10年に及ぶ
首都高速道路株式会社が2024年3月19日に大成建設株式会社と契約を締結。
(神田橋JCT-江戸橋JCT)

③ 2024年4月20日
読売新聞が大々的に発表

東京都は19日、築地跡地(中央区約19ha)再開発を担う事業予定者に、三井不動産や読売新聞グループ本社など11社で構成する企業グループを決定したと発表した。

これにより日本橋ロータリークラブ
そして

元国土交通大臣
太田明宏氏

の3つの夢

“未来の子供達に誇れる美しい東京”
“世界の東京”

が実現!!


以下、写真と記事参照

水上バス、勝鬨橋ビル群(昼)

築地 虎ノ門トンネル入口

マッカーサー道路
最後の未開通区間

築地の更地 こゝえ国際拠点を造るんだぞ狙い

築地大橋と東京タワーライトアップ(夜)

勝鬨橋と築地大橋

2024年4月20日付 読売新聞朝刊 1・6・31・35面

築地に国際交流拠点
スポーツ・エンタメ・食 世界へ
築地再生 憩いの場
変幻自在のスタジアム
築地再開発の配棟図
築地周辺マップ

小池百合子東京都知事の談話

築地はこれ以上ない立地で、伝統や食文化などの宝物を抱えている。
広大な面積を生かして東京の良さを発信できる最高の場所だ

最後に日本橋ロータリークラブの会員の皆様方の御発展とご繁栄をお祈り申し上げます。